2013/3/8
「何回も行きたくなる」ブッフェレストラン
浅草ビューホテル「スカイグリルブッフェ&バー 武藏」
野菜、肉、魚を現代風に調理
2012年5月22日の東京スカイツリー開業に合わせて浅草ビューホテル26階にオープンした「スカイグリルブッフェ&バー 武藏」。高層ビルにさえぎられることなく、目の前に東京スカイツリー、眼下には浅草寺という最高のロケーションを持つ200席のレストランとして、昼330人、夜200人が来店し、大繁盛している。しかし、東京スカイツリー景気にあやかるだけでなく、ブッフェレストランとしてのクオリティもすこぶる高い。小堀仁洋食料理長は「今は東京スカイツリー効果で一緒にやらせてもらっていますが、いずれは単独でやっていくことになります。そのためには、メニューを少しずつ変えることで、お客さまに何回も来て頂けるような魅力的なレストランでありたいです」と語る。開店当初よりメニュー数は増え続け、現在、昼、夜共に240種類ものメニューが並んでいる。
- 溶岩石の遠赤外線効果で旨味が凝縮
中国料理出身の近嵐嘉顕総料理長が、富士山の溶岩石を使った「武藏釡」で、火をテーマに野菜、肉、魚を現代風に調理することを考案し、小堀仁洋食料理長がメニューを具現化した。小堀シェフは「溶岩石を温めると、プレートの表面温度が350度まで上がり、遠赤外線効果で肉や魚の旨味が凝縮しておいしく仕上がります。冷めても軟らかいんです」と語る。また契約農家から仕入れる約30種の野菜をさっと湯がくしゃぶしゃぶも好評を得ている。
- 11時15分にはお客様を迎える体制完了
同ホテル内でも初の本格オープンキッチンのレストラン。清潔なコックコート、元気な接客に気を付け、どれを取ろうか迷っているお客さまには説明やお薦めをし、年配のお客さまには肉を薄く切ったり「よく焼きましょうか?」と聞く。足が不自由なお客さまにはスタッフをつけて、快適に食事して頂けるように配慮している。
- 目の前でソテーされる魚介類
- 付け合わせで
野菜がたっぷり摂れる
- ホットフードコーナーも充実
店が落ち着いて来ると、小堀シェフはレストラン内を回り、下げ物などをする。お客さまからの声を直接聞きながら会話していると、年配のお客さまから「ご親切にありがとう」とおせんべいをもらったこともあるとか。浅草という下町ならではのエピソードに心が和む。「夜の雰囲気も素敵ですよ。気軽にたくさん飲んで頂きたいと思い、ワインも高くしていないんです。東京スカイツリーを眺めながら、楽しい時間を過ごして頂ければと思います」。
11時30分の開店と同時に、百数十名が押し寄せる忙しい日々はしばらく続きそうだ。
浅草ビューホテル「スカイグリルブッフェ&バー 武藏」
東京都台東区西浅草3-17-1
レストラン予約 電話03-3842-3751
営業時間:朝7時~10時、昼11時30分~15時、平日夜17時30分~21時30分、土日祝日は17時~21時30分、バーは20時~23時