2015/8/20

レストラン“noma”のレネ・レゼピ氏が日本で料理講習会

レネ・レゼピ氏
デンマーク・コペンハーゲンのレストラン“noma”のヘッドシェフ兼創設者。“ワールド50ベストレストラン”で、4回も世界一の栄誉を手にした。

デンマーク・コペンハーゲンのレストラン“noma”のヘッドシェフ兼創設者のレネ・レゼピ氏が来日し、東京渋谷区の服部栄養専門学校で料理講習会を行った。
レゼピ氏は、東京で期間限定のレストラン“noma東京”をオープンしており、講習会ではそこで提供された19品の料理の中の16品が紹介された。
食材はほぼ全て日本のものを使用。
レゼピ氏は「日本が初めてですというイケてない旅行者の料理にはしたくなかった。少なくともよく調べて日本を知っている旅行者の立場を取りたかった。」という。そのために日本では青森から沖縄の石垣島まで、食材探しの旅をし、研究を重ねた。日本の食の本も読みつくしたという。それらが彼の中に積み重なって、表現されたのが今回の“noma東京”の料理である。

さらにレゼピ氏は「日本のお客様にコペンハーゲンの“noma”の料理を食べていただくつもりはない。日本の食材をデンマークの“noma”のやり方で料理する。だから全スタッフ77名を連れて日本にやってきた。日本とデンマークの融合に挑戦した。」と語った。

講習会に参加した服部学園学生たちと
講習会に参加した服部学園学生たちと

今回披露された料理
01 緑のイチゴとキュウリのバラのピクルス  酒粕のソース
02 長野の森香るボタンエビ
03 柑橘とひばぁち
04 削られた鮟鱇の胆
05 甲烏賊の蕎麦とバラ
06 しじみとサルナシのタルト
07 できたて豆腐と天然のくるみ
08 二日間乾燥させた帆立  ブナの実と昆布の香り
09 ほっこり南瓜  ウワズミザクラの木のオイルとサクラの花の塩漬け
10 黒ニンニクの花
11 たまごの黄身と様々な根菜類  ショウガと共に
12 野生の鴨  しいたけのペースト
13 イーストと椎茸の中で炊かれた蕪
14 米
15 白下糖でまる一日かけて煮込んだ人参芋
16 肉桂と発酵キノコ


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