2017/9/29

Vol.58
清水 浩 Hiroshi Simizu
イタリー亭自家製ソーセージ
Salsiccia alla italy-tei

イタリアンレストラン 銀座イタリー亭

銀座イタリー亭自家製ソーセージ
銀座イタリー亭自家製ソーセージ

【作り方】

材 料 数 量 材 料 数 量
国産豚バラ肉 4.5kg (漬け込み汁)  
国産豚肩ロース 2.5kg にんにくのみじん切り 100g
豚腸(塩漬けにしたもの) 適量 フェンネル(ホール) 30g
トマトソース 適量 黒胡椒(ホール) 40g
バージルの葉 適量 クローブ(ホール) 50粒
温野菜(付合せ)   カイエンペッパー(粉) 10g
    パプリカ(粉) 15g
    赤ワイン 250cc
    白ワイン 200cc
    マルサラ酒 100cc
    70g

【調理の要点・ポイント】

(仕込み)
(1) 大きめのボールに漬け込み汁の材料を入れ良く混ぜ合わせておく。
(2) 国産の豚バラ肉と肩ロース肉は5cm角に切り(1)に入れ24時間マリネする。
(3) 荒目のケージを装着した挽肉機でミンチし冷やしながら肉に粘りが出るまで丁寧に練り上げる。
(4) 豚腸に詰め110gに分割する。
(仕上げ)
(1) ソーセージにサラダ油をコーティングしフライパンに入れ、250?オーブンで3分焼き、ひっくり返して、また3分焼きオーブンから取り出し2分間程休ませる。
(2) 鍋にトマトソースを温めバージルの葉をちぎり入れ、塩で味を調える。
(3) 盛皿に焼き上げたソーセージを盛りつけ、トマトソースを注ぎかける。
(4) 季節の温野菜を添えて供する。

【後進へのメッセージ】
私が銀座イタリー亭で働きだして衝撃を受けた料理のひとつが、このイタリー亭自家製ソーセージでした。
口の中に入れ噛み締めるとホールの形のまま入っているスパイスがストレートにきて、とてもインパクトがあって癖になる味わいでした。
このソーセージを食べに来る常連のお客様も多く、看板メニューの一つになっています。
銀座で老舗のお店とは言いますが、当然沢山のお客様に支えられているお店だと思っています。
そのお客様の為に一つ一つの料理を丁寧にきちんと作る事、きちんと作る事ということは、何時でも同じ状態でお客様に料理が提供されている事だと思います。
そしてどんな仕事に対しても如何にベストに作業していく様また近づけるよう考え努力していく事が大切であり、それが私の調理に対する姿勢だと考えています。
 

清水 浩
清水 浩

【プロフィール】
 1973年 東京都出身
1993年3月 二葉栄養専門学校 調理師科卒業
1993年4月 株式会社サンビスタ 東陽町ビスタホテル 入社
2010年11月 株式会社サンロイヤル 一粋 入社 
2012年2月 株式会社欧州商事 銀座イタリー亭 入社 
2012年4月 銀座イタリー亭 料理長 就任 
2016年5月 アカデミー章 銅メダル
現在に至る。
                                       

【勤務先の案内】
1953年(昭和28年)銀座に一軒のイタリアンレストラン「銀座イタリー亭」がオープンしました。
ローマの裏町にあるような「ちょっと目立たたないけど毎日行列ができるイタリア料理の店を創りたい、そんな創業者の想いを受け継ぎ60年来変わらぬ味を守り続けております」

2017年4月に名古屋駅JRゲートタワービルの姉妹店「銀座イタリー亭JRゲートタワー店」をオープンしました。

イタリアンレストラン 銀座イタリー亭
http://www.ginza-italytei.co.jp

2017/09/25更新

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