2015/7/10
祇園MAVOのティ・ペアリング
祇園フレンチの新しい顔
2014年7月、京都・祇園にオープンしたフレンチレストラン「祇園MAVO」が、京都の通の間で話題になっている。
「祇園MAVO」のシェフ、西村勉氏が京都・祇園ならではのとっておきのおもてなしとして始めたのは、ティ・ペアリングだ。
料理を楽しみたいが、アルコールを飲めない人も多い。それでも、ワインと同じようにフランス料理の雰囲気を楽しんでいただきたいという願いがこめられたサービスである。
- ペアリングされたお茶は色も美しい。ワイングラスで。
- 玉露マティーニ(減圧抽出20?)
お茶は、フランス料理のペアリングらしく、ワイングラスに注いでサーブする。お茶の種類も緑茶に限らず、黒豆茶、さまざまなハーブなど、フレンチのティの進化は止まらない。玉露も20?で減圧して抽出して、オリーブを添えて、玉露マティーニに変化した。もちろんノンアルコールだ。
- オーナーシェフの西村勉氏
西村氏は言う。
「京都という地でその歴史や文化をどう料理に表現するか、その方向性を見極めるにはまだまだ時間を要します。お菓子にお茶を合わせればいいという解釈もありますが、僕はあくまでも飲料としてフランス料理に日本茶を完璧に寄り添わせたいのです。」
2カ月半という短い期間でこのティ・ペアリングの注文は100件を超えた。祇園フレンチの新しいスタイルとして、定着する日も近いと確信する。
祇園MAVO
京都市東山区下河原通上弁天町440 舞風館1F
TEL:075-708-6988(完全予約制)
火曜日定休
- 料理にも京都らしさが漂う