移動式キッチンと最先端CAS

ドイツで125年の歴史を持つアイスフィンク社が新しいシステムを生み出した。施設上の問題で本格調理ができなかった場所でも、シズル感のある調理を展開できる移動式キッチンだ。メニューに合わせた組み替えも可能で、高性能電磁誘導により高い加熱力を持ちながら、火を使わないので安全に使用できる。また循環式排気浄化システムを内蔵、油煙・蒸気・臭いを下へと吸い込む。これは周囲に熱や臭いを広げないばかりでなく、シェフの健康にも配慮したため。ステンレスで頑丈、掃除も簡単で耐久性にも優れている。宴会やイベントなどで重宝できる革新モデルの登場だ。

早々とCAS冷凍に目を付け、オードブルからメイン料理、デザートまで、フランス料理をベースにした商品製造を行ってきたシェ・ケン。山口総料理長の指導のもと、「手作り料理」を基本に機械生産をせず、スタッフがレストランの厨房と同じように調理。それをCAS冷凍することで、作りたての品質を保った商品を可能にしてきた。この10月から、旧セントラルキッチンの4.5倍の面積を持つ新セントラルキッチンを設立、さらなる進化へ意欲的に取り組み、衛生管理の最高基準であるISO22000、ISO/TS22002の業界初取得を目指す。