2010/4/6
3月27日の「シェフから学ぼう、TEPCO食の教室」レポート
明治神宮 文化館勤務の吉村悠紀子さんによるレポートをお届けします。
- デモンストレーションを見る子どもたち
- 左から二番目が吉村さん
- イチゴをつぶすの、楽しいね
- 一生懸命コロッケ作り
- 完成してお父さん、お母さんと一緒に食事
- お母さんから質問されています
- 米粉パスタについて説明する小国製麺の杉村友喜美さん
- 力を合わせて頑張ります!
3月27日、東京電力TEPCO渋谷館で 『シェフから学ぼう TEPCO食の教育』が行われました。
今回のメニューは前回に引き続き、どこか懐かしい味がする『じゃがいものコロッケ 米粉パスタのナポリタン添え』、『苺のババロア』でした。
コロッケ、ナポリタンと家庭に親しみやすいメニューではありましたが、 米粉パスタという聞き慣れない食材に、保護者の方は大きな関心があるようで、じっくり噛みしめ、味わいながら食べていました。
一方、子ども達は米粉のパスタが普段食べているものとは違う、という認識はないようなので、「いつも食べてるスパゲティーよりもちもちしてるでしょ?」「うん」「このパスタはお米が入ってるからもちもちしてるんだよ」首を上下に振りながら「おいしい!」
…違いを分かってくれたでしょうか?
コロッケの衣をつける作業の時には、子ども達の緊張がほぐれたようにみえました。
両手で粉をつけたり、卵をつけたりするのが楽しそうです。
おまけに4人での流れ作業。
会話もはずみ、班みんなで打ち解けられた瞬間です。
また、ババロアのデコレーションの時は、始めに私が一つ作り、あとは子ども達に任せてみると、真剣に悩みます。どうやって盛り付けようか…。
普通、初めに作ったサンプルにどこか似たものを作ってしまいがちなのですが、男の子は私が思いもよらない苺の切り方をし、『ちょっ、ちょっ…これでいいの??』と思わず聞くと、『うんっ!』と自信たっぶりの返事。
女の子は、さすがっ!!生クリームで大きなハートをつくり、その中に苺をちりばめます。
『生クリーム足りるかな~(・・;)』と心配しつつも、
子ども達の枠にとらわれない思いっきりのある
デコレーションに感心。任せて良かったです!
私達エルアーバンは、キッズクッキングを通じて、片付け、マナーも学んでもらい、家に帰ってから親子で料理をしたり、『食育』について向き合うきっかけになってほしいと願っています。
これからも子どもの目線に立って、分かりやすい言葉で伝えられるよう、みんなで『楽しく』がんばっていきたいと思います。
明治神宮 文化館勤務
吉村悠紀子