2009/11/4
港支部
若手料理人のための
調理技術講習会を開催
港支部では料理人の技術力向上のために、定期的に調理講習会を開催している。若手料理人約40人が指導を受けた。
9月28日、東京都大田区の東京誠心調理師専門学校にて港支部恒例の調理技術講習会が開催され、若い料理人を中心に約40人が参加した。講師を務めたのは業務用西洋ソース・スープ製造企業、エトワール藤の代表取締役、藤田芳幸氏。ソール、ジャガイモ、牛フィレ肉を使用した料理3品とデザートを指導した。藤田氏は「料理に大事なことは基礎です。基礎からアレンジするのならともかく、創作料理からアレンジすると、とんでもない方向に行ってしまう。今日作る4品は料理の基礎力が必要なものばかりです」と語りかけ、デモンストレーションを行った。参加者の中には、ルセットに赤字で書き込み、自分なりにまとめている人もいた。デモンストレーションの後は、参加者自身が班ごとに協力しながら調理を行い、完成した料理を試食した。藤田氏は「調理場では五感を働かせながら仕事することが大事」「フランス料理は塩が決め手。塩をする勇気を持とう」と語った。ミリアルリゾートホテルズの高橋翔兵氏は「なぜこうするのか、という理由を知ることができて良かった」と話していた。
- 栗原支部長からご挨拶
- 講師を務めた藤田芳幸氏
- 1つ1つ丁寧に指導する
- 藤田氏の手元を熱心に見つめる参加者
- 藤田氏の指導を思い出しながら調理
- 港支部の役員から指導を受けながら学びを深める
- 味見をしながらソースを煮詰める
- 「若い人に教えるのは楽しい」と藤田芳幸氏
- 班ごとに協力し合った