2009/11/2

第47回技能五輪全国大会で
東京プリンスホテル所属の
片野雅美氏が銀賞を受賞

10月24、25日の2日間にわたり、茨城県水戸市にある中川学園調理技術専門学校において「第47回技能五輪全国大会」が開催された。

　若者の技能レベル日本一を競う大会「技能五輪全国大会」は、将来の日本を支える技能者を育てることや「ものづくり」の大切さを知ってもらうことを目的に開催されている。昭和38年から毎年開催されており、今年47回目を迎えた。大会開催の年に23歳以下であることが参加条件となる。
　美容、理容、洋裁、自動車工など40職種に従事する若者が技術を競い合い、西洋料理部門には24人が出場し、競技は12人ずつ2日間に分けて行われた。
　主食材として、課題1の前菜は冷凍海老、課題2の肉料理は仔牛肉（ロイン）、課題3のデザートはチョコレートが指定食材となった。
　審査の結果、金賞を射止めたのは、ホテルニュー長崎（長崎県）所属の末永佳珠美氏。銀賞は、東京プリンスホテル（東京都）所属の片野雅美氏、国際調理製菓専門学校（新潟県）所属の柄澤智恵子氏の両名が獲得した。
　また、敢闘賞として東京誠心調理師専門学校（東京都）所属の稲熊雄輔氏他4名が表彰された。
　同時に全国障害者技能競技大会「アビリンピック」も開催された。アビリティ（ABILITY＝能力）とオリンピック（OLYMPIC）を合わせた造語で、障害のある方が就職して自立するという考え方を広めるとともに、雇い主や社会全体に理解してもらうことを目的に開催されている。昭和47年からほぼ毎年開催されていて、いばらき大会が31回目となった。

〔銀賞受賞〕